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お気軽にお問合せ下さい     松南病院   介護老人保健施設 山望苑

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地域のかかりつけ病院として
自分の家族を預けたいと思える施設として

<松南病院(しょうなんびょういん)>は、澄んだ空気と水に囲まれた街、松本市の笹部にあります。
 昭和35年に精神科・内科の外来と一般病棟18床・精神科病棟50床の病院としてこの地に誕生し、以来、半世紀に渡り地域の皆様方に支えられながら「かかりつけ病院」としての使命を果たして参りました。
 現在では、若い患者さん中心の「児童・思春期精神科病棟」や比較的症状の安定した患者さんを受け入れる「療養病棟」をはじめとして精神科200床、内科40床の入院施設を備えています。往診、訪問看護、精神科デイケアといった部門にも力を注ぎ患者さんの要望にも広く応えられるよう体制を整えつつあります。

 又、新村地区にある<介護老人保健施設 山望苑(さんぼうえん)>の運営においては、その名の通りアルプスの山々を眺めることが可能なロケーションにて、「リハビリを行うデイサービス」であるデイケアをはじめ、全室個室、ユニットケア等の特色を持った入所施設を用意し「自分や自分の家族に利用してもらいたい施設」 を目指して日々、介護保険サービスの提供に取り組んでおります。

 私たち<医療法人和心会(わしんかい)>は、患者さんや利用者の方々との心のつながりを大切にし、ご本人やご家族の立場に立った治療・ケアを行い、みなさんから評価され信頼されるような施設を目指し今後も努力して参ります。



               医療法人和心会 理事長 宮坂 義男

 当院では平成25年3月から『児童思春期病棟』を開設し、30床で運営しております。児童思春期病棟は10代の患者さんが入院し、精神保健指定医、小児科医、臨床心理士、看護師等を配置し手厚い治療を行っています。

 ここで、当院の児童思春期病棟の治療環境を説明します。入院患者さんは初発の統合失調症を中心に、不登校、引きこもり、発達の問題、家庭内暴力などの思春期特有の問題を抱えた患者さんが入院しています。病院内の多職種が関わり、家族や学校、福祉機関と連携しながら治療を行っています。

 医師は、特に統合失調症の患者さんに対しては、患者さんの病状を把握し、幻覚妄想状態に対して、薬物療法を中心に鎮静化を図ります。更に、患者さんは急性期から回復してくると正気を取り戻し、世間体を気にして「精神病になった」「精神科に入院した」といったことで、自らを惨めに思う気持ちが芽生えてくることがあり、「統合失調症」になったという事実から二次的に派生した心理葛藤を持つようになります。この心理葛藤が「統合失調症」の予後を左右する場合が多いため、精神療法的な関わりを行っています。また、患者さんに対して多職種で関わりをもつのでその中心的な役割を担っています。

 看護師は患者さんの生まれ育った環境や、現在の学校などの状況を入院早期に把握して、その情報を看護に役立てています。

 臨床心理士は、治療の際に必要となる知能や性格傾向を調べる心理検査を行なう他、患者さんからの希望や主治医の指示により、カウンセリングを行っています。

 薬剤師は、服薬指導で関わります。具体的には、わかりやすいイラストの入った紙芝居を使って、「統合失調症とは」、「自分の服薬している薬の作用」「服薬の意義」「副作用」などについて、患者さんひとりひとりに合わせて説明します。薬について正しく理解してもらい、積極的に治療に参加していくことを目的にしています。

 管理栄養士は、できるだけ家庭的な献立で、入院中でも楽しく食事ができるよう心がけています。また、希望があれば、適性な摂取カロリーを教えたり、調理法の工夫をアドバイスする栄養指導を行なっています。

 児童思春期病棟では、思春期疾患に関わる多職種による検討会を行っております。精神科医、小児科医が中心になって、看護師・臨床心理士・薬剤師・管理栄養士等それぞれの立場から、特に生まれ育った環境や親子関係、兄弟関係に注目して、ストレスの対処行動を把握し、良い対処行動が身に付き、良い方向に自我が確立するよう毎週行っています。

 次に学校教育の問題です。小中学生の場合は、長野県独自の事業である、長期入院児童生徒訪問支援事業を利用し、当院に2名の教師を派遣してもらっています。病棟内に学習室を設け、「勉強会」といった名称で、中学生以下の児童が参加出来るように体制を整えました。週3日の「勉強会」に出席すれば、学校に登校した日数に換算されます。訪問教師、学級担任、看護師、臨床心理士などが連携して対応をしています。訪問教師等関係者にも思春期疾患について理解を深めて頂いております。学習室にはインターネットが利用できるパソコンがあります。

 高校生は学校に登校しないと出席日数に換算されないので、単位を修得するためには登校することが必須となります。そこで、ある程度病状が安定した患者は、当院から登校することができます。登校するにあたっては、学校や家族と連絡を取り合い、不調になった時には当院の職員が迎えに行くなど支援をしています。高校との連携を密にし、必要に応じてケース会議を病院や学校で行っています。

 現在10代の患者さんが多数入院治療していますが、人格変化も進んでいないので、病気のために人格変化をさせないように治療をして、社会復帰をさせることが重要です。精神病未治療期間(DUP)を出来るだけ短縮すること、又、早期に充実した医療を行い、人格変化を起こさないうちに病状の改善を図ることが求められており、職員はもとより、教育現場や福祉関係者とも更に連携を密にして患者さんのためになる病棟運営を目指しております。




当院における発達外来について(2015.2.17加筆)

 当院では精神科医・小児科医・臨床心理士を中心に、発達の問題や子供のこころの問題のケアを行っております。日本の政治経済状況、少子化など、社会的な影響が子供たちのこころの問題を引き起こすことが多くなっています。その中で、いじめや不登校、インターネット・携帯電話依存などが生じるようになり、子供も家族も大変苦労することがあります。
 その中で、当院では精神科病院である特徴を生かし、心理的な側面を中心に子供のこころについて、一緒に考え対応していきたいと考えております。
 子どもに対する親の関わり方や、子供のこころの理解、子供のこころの病気の早期発見治療などを行っています。
 また、子供と病院スタッフが出会ったことを大切に考え、年齢制限なく一緒に成長していけるように関わっていきます。なかなか病院には来たくないと引きこもってしまっているお子さんのところへは精神科医・臨床心理士・看護師、更には作業療法士など多職種が自宅に訪問して関わりを持ち、治療に結び付けていく支援も行っています。この仕事は、精神疾患の予後を左右するといわれる精神病未治療期間(DUP)の短縮に繋がっております。困ったことがあれば何でも気軽にご相談していただければと思います。



        松南病院 小児科医師 黒田 育子(専門:発達外来)

子供の発達には
 知的発達
 体力・技能の発達
 心(感情)の発達   の三つがあります。


 知的発達での課題は50年前も現在もほとんど変わりません。しかし、体力・技能の発達は50年前より現在の方がつらい状況となっています。子供は大人のやることを見よう見まねで覚えていくものですが、50年前の家事と現在を比べると、大変便利となって、子供達が見よう見まねで覚えてきた技能が、生活の中になくなり子供達は、技能が身につかなくなっています。又、車社会で体力が落ちつつあります。

 感情の発達に関しては、少子化がつらい問題となっています。子供が減って、大人との生活となり(大人は当然何でもできます)子供は大人と自分を比べ自分が何もできないことを感じとります。子供は頑張りますが、どんなに頑張っても大人のようにはできず、劣等感が生じ依存心が強くなります。劣等感と依存心が子供を不安定にして感情の発達を妨げています。
 バランスの取れた発達とは何か?変わりゆく社会の流れを踏まえつつ考えていきたいと思います。





        松南病院 小児科医師 黒岩 京子
                  (専門:子どものこころ診療科)

 子どもから大人への移行期である思春期は、心も体も繊細です。大人から見ると些細なことでも、敏感に反応することがあります。

 思春期で心の不調がある方、発達が気になる方、学校で居心地が良くないと感じる方、なんとなく不安のある方などなど…小さい時からの発達や家族、学校などの背景も考えながら診療に当たっていきます。風邪などの体の不調がある場合もお申し付け下さい。合わせて対応致します。
(小児科専門医)


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